ほうれん草は茹でる時間が超重要!茹でる理由がなるほど!
ほうれん草はビタミン、ミネラル、鉄分などの栄養をたくさんとることができる野菜です。
そしておひたし、スープ、ソテーなど様々なメニューに入れることができます。
そんなアレンジ次第で、どんな料理にでも変身するほうれん草ですが、調理の仕方次第では、見た目が悪くなったり、含まれている栄養素が流れ出てしまったり、食べたときにえぐみが残ってしまいます。
せっかく食べるなら見た目も良く、美味しさそのままに、栄養素を損なわない調理法の方がいいですよね?
今回は、ほうれん草を美味しく、元々ほうれん草に含まれる栄養素をなるべく損なわずに 摂取するためには、茹でる時間がとても重要だということを、順を追って説明していきます。
おそらくこの文章を最後まで読んでいただくころには、ほうれん草の特徴や正しい茹で方がわかってしまうので、自分でも是非実践してみたくなると思います。
そんなときは、迷わず下記に記載する調理法を参考にして挑戦してみください!
ほうれん草はなぜ茹でるのか?そもそもの理由はコレ!
ほうれん草はなぜ茹でるのかといいますと、
ほうれん草にはシュウ酸という成分が他の野菜よりも
たくさん含まれており、それが、えぐみの要因となっています。
多量に摂取すると、体の中でカルシウムや鉄分と合体し、
カルシウム不足になったり、結石になったりと体によくありません。
このシュウ酸は、水溶性のため、
茹でることにより水に溶け出します。
そしてえぐみ、にがみもなくなります。
また茹でたときにはほうれん草に含まれるアクも
水に流れて行くため、味も良く、色味もきれいになります。
ほうれん草を茹でる時の注意点…アクは抜いても栄養は抜くな!?
上記で、ほうれん草をなぜ茹でるのかをご説明しましたが、
シュウ酸やアクを抜きたいからといって、
ゆで時間を長くすればいいというものではありません。
ほうれん草は茹で過ぎると、
アクなどはしっかり抜けるかもしれませんが、
それと一緒に色素も抜けてしまい、
色味が悪くなってしまいます。
そればかりではなく、ビタミンなどの栄養素は熱に弱いため、
加熱しすぎると水に流れ出てしまいます。
ですからせっかくのほうれん草に
含まれる栄養まで流れ出てしまうのです。
これから正しいほうれん草の茹で方をお教えいたします!
ほうれん草の茹で方
・まず、沸騰したお湯に塩をひとつまみ入れます。
・ほうれん草の根元を20秒程度湯に入れます(ほうれん草が細い場合は10秒程度)
・葉の方も湯の中に入れ、1分程茹でます。再度沸騰するくらいです。
・湯を切り、水で締めた後絞ります。
・カットして更に良く絞りアクを抜きます。
※お好みによってほうれん草のゆで時間を多少加減してください。
この時点で、ジップロックなどに入れ、冷凍しておくとすぐに使えて便利ですね。
時短のため、茹でる代わりにレンジで調理するのはとても早くできて便利ですが、
シュウ酸が水溶性の為、レンジ調理だとえぐみが残ってしまいますので、手間はかかりますが、調理方法としてはやはり茹でていただくのがおすすめです。
そのほか炒め調理の場合はさっと茹ででから、炒めると栄養素の流出が少なくてすみますし、歯ごたえも残り、べちゃべちゃなソテーにならず済みます。
ちなみに私はスープを作る時も、一度茹でてから、最後にスープに加えています。
まとめ
ほうれん草を美味しく栄養素を損なわないまま
食べるには、茹で時間が超大事なのです。
比較的安価で手に入りやすく、栄養価も高く、
和え物やメインと一緒に炒めたりと
調理のバリエーションも豊富なほうれん草を、ポパイのように皆さんどんどん食べましょう!!